凝り・疲れ

肩コリと骨・筋肉・脂肪の関係

首の痛みや肩凝りに、長い間悩んでいらっしゃる方は多いですね。
エステ・ステーションに来てくださるお客様も、ほとんどの方があてはまります。中には、整骨院に行っても状態が変わらないという方もいらっしゃいます。

一体なぜ、肩こりが起きるのでしょうか?

体内環境の悪循環で生まれる肩凝り

そもそも首の痛みや肩凝りの原因は、「同じ姿勢を長く続ける」「同じ筋肉ばっかり使っている」などによって…

血液循環が悪くなり

筋肉に酸素が行き渡らず

疲労物質を回収できず

筋肉が硬くなって、正常な筋肉の伸び縮みが出来なくなる

こういった状態が生み出すものです。

「何をしても改善されない」と言う方には、筋肉の凝りだけに焦点を当てず、その原因になっていることを総合的に考えて、体の外から順番に解決する必要があります。

肩こりの原因を知るために、身体の仕組みを考える

まず、体の一番外側の皮膚のすぐ下にあるのが「脂肪」です。
この脂肪が、分厚くなって冷えた状態(セルライトという言葉をお聞きになったことがある方もいらっしゃると思います)にあると、その下にある「筋肉」への血液の流れを邪魔します。

すると、先ほどお話ししたように筋肉が硬くなり、偏った向きに骨を引っ張ります。こうして「骨」に歪みが生じます。

ちなみに「骨が歪む」というのは、骨そのものが曲がるのではなく、骨と骨のつなぎ目がズレた状態が多いです。
首や背骨が歪む、骨盤が開く…というのは、「関節がズレたり開いたり」ということです。

イメージしていただけましたか?

このように「骨と筋肉と脂肪」は切っても切れない関係で、凝りを解消するためには、この大事な3つの関係をきちんと正すことが大事になります。
そうでないと一時的な解消だけで元に戻ったり、なかなか解消されなかったりします。

肩こりの原因と見極め方

上記の通り、大きな原因は「脂肪」「筋肉」「骨格」にある場合が多くあります。
自身で見極めるには、以下の部分をみてみましょう。

  • 脂肪の量や質はどうか?どの部分に多いか?
    →極端に脂肪がついている場合、原因かもしれません
  • 筋肉の量や質はどうか?偏ってついていないか?
    →身体の一方だけに筋肉が偏っていてもやはり、肩こりは起こりやすくなります
  • 骨格に歪みや開きはないか?普段の姿勢のクセやお仕事の影響はないか?
    →日頃の姿勢のクセが、身体に歪みを生じさせることがあります

いかがですか?

これら肩こりの原因によって解消法が違います。
それでは、具体的にどのように解消するのかみてみましょう。

肩こりを解消するには?

もちろん、複合的な要因で引き起こされている場合もあるため一概には言えませんが、

脂肪が原因の方

脂肪を温め燃焼する状態にする

筋肉が原因の方

偏って骨を引っ張っている筋肉の逆側の筋肉に刺激を与え、バランスよく筋肉を伸ばすためにストレッチをし、硬い筋肉は柔らかくほぐして血液が流れやすい状態にする

骨格が原因の方

偏った姿勢にならないように普段から習慣づける

※肩こりの原因や症状には個人差があり、皆さんに当てはまるものではありません