「太ってないのに指輪が入らない」…そんな経験をお持ちの人は多いのでは?
実はこれ、「むくみ」が原因なんです。
「むくみ」という単語自体はよく聞かれるかと思います。
では、そもそも「むくみ」って、体の中で何が起こっているののでしょうか。
むくみ解消のためのキー 脚は第二の心臓?
むくみって何?原因は?
ズバリ、むくみの原因は「水」です。
体内にある「水」は、本来、静脈やリンパ管に戻らないといけないのですが、これが様々な理由で細胞間に残ったままになっている状態が「むくみ」を生み出します。
ここで言う「水」とは、細胞間液(さいぼうかんえき)のことで、血液成分の一部です。
毛細血管から染み出して細胞に栄養を運び、逆に老廃物を回収して、また血管やリンパ管に戻ります。
このように、ちゃんと循環していれば「むくみ」が起こるとはありません。
では、この循環を妨げている原因は?
- 筋肉量が少ない
- 運動不足
- ストレスが多い
- 血圧が低い
- 冷えている
リンパの循環を妨げる原因
などがあげられます。
1分間で数十センチしか進まない、全身をめぐるリンパ液
血液は、心臓の力で全身を約1分で巡っています。
一方、リンパ液は1分間に数10センチしか進まないと言われています。
なぜ、リンパの流れはそんなに遅いのかと言うと、心臓、つまりポンプの力で流れているわけではなく、体の中の圧力や筋肉の収縮で、最終ゴール地点まで流れているからです。
男性でむくみに悩む人が少ないのは、女性に比べて筋肉が大きく、筋肉を使うことも多いからです。
むくみを解消するには?お家で簡単にできること
むくみの原因と、身体の中で何が起きているかがわかりましたね。
それでは、解消するにはどうすればいいでしょうか。
エステ・ステーションで、むくみに悩むお客様にお伝えしている解消法をご紹介します。
01.とにかく脚を動かす!
「脚は第二の心臓」と言う言葉をいつも意識していただいて、特にむくみやすい脚を動かすことです。
座っている時間が長い人は、定期的に立って軽く体を動かすことだけでも随分違います。
それも無理な人は、いわゆる「貧乏ゆすり」をしてください。
(貧乏ゆすりは、健康ゆすりと言われることもあるくらい!)
立ちっぱなしの時間が長い人は、合間に膝の屈伸運動や背伸びなど、筋肉の曲げ伸ばしを行なうといいと思います。
02.湯船で脚をマッサージ
冷えも大敵です。湯船につかって脚のマッサージをするのも、一日のむくみを解消するのに有効です。
終わりに
脂肪がたくさんあったり、ガンコなセルライトになっている場合もむくみやすくなります。
むくみやリンパの流れが悪いままで放っておくと、体内の浄化・排泄能力や免疫機能も下がってしまい、美容的にも健康にも差し障りが生じます。
そうなる前に、脚を動かしたりマッサージして、日々のむくみを解消していきたいですね。