今日は「紫外線対策・日焼け止め対策」についてお話ししましょう。
まず、皆さんに知っておいていただきたいことは・・・
「これからいよいよ紫外線量がピークに向かう」ということです。
5月~9月は特に入念な日焼け止め対策を!
4月までは『中程度』だった紫外線照射量が、5月から9月までの間は、『強い』 や『非常に強い』に変わります。
つまり、1年のうち5ヶ月間は、紫外線ケアを入念にする必要があると言えそうです。
ここ10年で1割以上強くなってる?紫外線
紫外線については、ちょっとコワ~いお話もあります。
ある健康系の情報誌に掲載されていたのですが、紫外線の強さがここ10年間で1割以上強くなってきているという説があるとか・・・。
ということは、秋以降もしっかりと日焼け止めを塗らないといけないようですね。
紫外線には種類があり、種類ごとに肌に与える影響が違う
紫外線には3種類あり、「A波」「B波」「C波」と分類されています。
「紫外線A波=UV-A」は、『シワ・たるみの紫外線』
肌の奥深くまでじわじわと突き進み、肌のハリの元になるコラーゲンを壊してしまいます。
※A波をブロックする日焼け止めの数値は、「PA」で表されます。
「紫外線B波=UV-B」は、『ソバカス・シミの紫外線』
メラニン色素を増加させる紫外線です。
また、肌や細胞への刺激が強く、日焼けし過ぎると、真っ赤に炎症したり水ぶくれを起こす紫外線です。
※B波をブロックする日焼け止めの数値は、「SPF」で表されます。
「紫外線C波=UV-C」は、『もっとも有害な紫外線』
その影響はB波を上回るそうですが、地表に届く量がまだ少なく、これから研究が進むと思います。
そもそも紫外線をたくさん浴びるとナゼ良くないのか?
良くないこと・その①
“日焼けをするとシミができる”…これは皆さんご存知だと思います。
シミができるのは、先ほどご紹介した3種類の紫外線のうち「B波」の影響です。
もし紫外線B波が、肌の奥の細胞にまで到達すると、細胞やDNAを傷つけてしまうそうです。
私達のカラダは、それを防ぐためにメラニン色素を作り、紫外線から細胞を守る「傘」になります。出来たメラニンは、肌細胞の生まれ変わりが活発な若い頃なら、役目を終えると同時に古い角質とともに剥がれ落ちてなくなります。
でも、年齢を重ねたり、ストレスがあったり、ホルモンバランスが崩れていたりすると、メラニンがいつまでも肌に残り、それがシミになります。
紫外線によってシミができることそのものは、カラダを守るために必要なことで、良くないことではありませんが、私たちの肌の状態や年齢によっては、直接お肌の悩みの原因になることもあります。
良くないこと・その②
シミ以外に起こる次のような良くないことをご存知でしょうか?
紫外線を浴び続けると、”皮膚が硬くなる”、”皮膚の弾力がなくなる”、”毛穴が大きくなる”ということが起こります。これは、「紫外線A波」の影響です。
A波は、肌表面の組織を厚くし、プルプルお肌の元となるコラーゲンを破壊するそうです。皮膚が硬くなってハリや弾力が失われると、毛穴が目立つようになり、たるみも生じます。
A波のダメージは、長年かけてジワジワと現われてくるので、毎日のケアをすると、しないとで、40代を過ぎてからのお顔に大きく差が出ると言われています。